2019年のゴールデンウィークは10連休!と、TVなどマスコミではにぎわっていますね。
でもそんなの一部の大企業だけなのでは?と気になったので、本当にすべての人が10連休なのか調べてみました。
ついでに世の中の反応を見てみると、意外とうれしくない人が多いことも判明。
例年は飛び石連休であることが多い
過去のGW(ゴールデンウィーク)の日程を見てみましょう。
4/30 日曜日
5/1 月曜日
5/2 火曜日
5/3 憲法記念日
5/4 みどりの日
5/5 こどもの日
5/6 土曜日
5/7 日曜日
2連休-2日あいて-3連休-土日
5/1と2は通常営業しているところが多かったです。
4/30 振替休日
5/1 火曜日
5/2 水曜日
5/3 憲法記念日
5/4 みどりの日
5/5 こどもの日
5/6 日曜日
2連休-2日あいて-4連休
この年も5/1と2は普通に働く企業が多かったですね。
で、今年。2019年はというと。
4/28 日曜日
4/29 祝日 昭和の日
4/30 休日
5/1 天皇即位の日
5/2 休日
5/3 憲法記念日
5/4 みどりの日
5/5 こどもの日
5/6 振替休日
正式な暦で9連休です。飛び石になっていません。
最初の土曜日を合わせるとたしかに10連休。
なぜ、祝日でもない日も赤い祝日扱いになっているのでしょう?
新天皇即位の特別な年だから
2018年10月12日、安倍晋三首相は、新天皇の即位日となる2019年5月1日を祝日とすることを表明しました。
これにより、2019年の休日が変わることになりました。
(画像・図出典:朝日新聞デジタル2018年10月12日「新天皇即位日は祝日、GWは10連休に 式典委員会方針」)
祝日法(国民の祝日に関する法律第3条第3項)では、前日及び翌日が「国民の祝日」である日は休日とすると定められています。
わかりやすくいうと、祝日と祝日に挟まれる日は休日にするということ。
今年は、いつもの年には存在しなかった5月1日の天皇即位の日が発生したことで、その前後がお休みになり、公的な休日がつながったのですね。
「天皇即位」は今年だけ。10連休も今年だけです。
来年の2020年はいつものGWに戻ります。
4/27 月曜日
4/28 火曜日
4/29 祝日 昭和の日
4/30 木曜日
5/1 金曜日
5/2 土曜日
5/3 憲法記念日
5/4 みどりの日
5/5 こどもの日
5/6 振替休日
10連休、ゆううつな人ほぼ半数との調査結果
旅行サイト大手エクスペディア・ジャパンの調査によると、春の10連休を「うれしくない」と答えた人は46%とほぼ半数だったそうです。
(20代~50代の社会人経験のある男女400人、2018年11月5日)
みんなが休むときに忙しいサービス業、接客業の人たちは、地獄の10連勤!?
IT関係のエンジニアの人たちも、このような世の中休みのときにメンテナンスやシステム入れ替えで出勤となるケースも多く、遊びの予定が入れられないという声もよく聞きます。
子育て中のママにとっても歓迎されていない声も多く聞かれます。
専業主婦なら家族分の朝昼晩3食を作ることになり、逆に休む間なし。
医療機関で働く人たち、外来は休みでも入院施設に休日はないですよね。
介護施設にも休みはなし。
このような医療・福祉関係の職員さんはお子さんの預け先に困っているようです。(休日は保育園等もお休み)
月給制の正社員・契約社員はいいけど、時給のアルバイトにとっては死活問題。
10日間も休んだらその分給料激減です。
「10連休なんていらない!」非正規雇用者の嘆きの声に思わず納得?
(bizSPAフレッシュ3/19より)
では企業の社員さんならハッピーかというとそうでもなさそう。
仕事が前倒しになることで4月が激務になったり、連休明けにいつもの何倍もの仕事をやるはめになったりするのが目に見えている人は気が重いですよね。
10連休できない中小企業たち。受注対応で休日出勤
(Yahoo!ニュース3/14より)
Twitterの反応を見てみましょう。検索ワードは「10連休」+「いらない」。
「10連休いらないから、他の月に毎週平日どこかを休みにしてほしい」
「10連休いらないから、休ませて」
「10連休いらないから10連休分の給料が欲しい」
こんな意見が多数。
もちろんこの連休を楽しみにしている「うれしい派」もたくさんいるのですが、「いらない派」がこんなに多いとは驚きました。
(自営業の私は「いらない派」。子どもたちが休みなので朝早く起きなくていいことだけがうれしい笑)
なぜ今年は10連休なの?という疑問への解説でした。