やる気が出ない、動くのがおっくうで寝てばかり。誰にでもそんなときはあります。
そんなとき、横になってもできることと言えばスマホを見るか、本を読むか、でしょうか。やる気にならない自分にエネルギーをチャージしてくれるオススメのスピリチュアル系の本を(独断と偏見で)ご紹介します。
すべては宇宙の采配
木村秋則さん。
不可能と言われた無農薬・無肥料のリンゴの栽培に成功し、以来「奇跡の林檎」として世界的にその名が知れ渡り、現在はメディアや講演などでも大忙しの方です。
NHKドキュメンタリーにも取り上げられていました。
(木村秋則自然栽培農学校HPより画像拝借)
無農薬でリンゴ栽培なんて不可能だと周囲にバカにされ、身内からも反対され続け、何十年もの試行錯誤の末、首をくくる決意までした木村さん。
自殺は未遂に終わり、縄から転げ落ちた場所(土)からヒントを得て、無農薬栽培を完成させます。
人生、瀬戸際にこそ成功のチャンスがあるんだと大変勇気づけられた本でした。
強烈に印象に残っているのがこの木村さんが何度か宇宙人に遭遇したという体験と、UFOらしき物体に連れて行かれたと言うくだり。
UFOの中には、地球の過去や未来のことを記したカレンダーのような巨大な板があり、それを動かすのを手伝うように宇宙人から言われたそうです。
それによると、現在の年度の板から枚数はそんなに多くなかった、つまり地球の終末が近いことを知ったと言います。
何年何月というXデー情報は書かれていませんが、マヤ暦が終わる2012年よりは長かったけど「意外と早く終末が訪れるのかと驚いた」とのこと。
こんな素朴な農家のおじいちゃんがぶっとんだ作り話をするとも思えません。
「そんなに先のことではない」のであれば、自分の人生の中で、もしかして終末を見ることになるかも?
都心の直下型大地震も100%の確率で来るっていうし。
地球上から戦争がなくなり、慈愛に満ちあふれる世界になったら地球の未来はきっと書き変わるのでしょう。
年配のスゴイ人つながりで、この方たちも。文章が読みやすい本です。
空(くう) 舞い降りた神秘の暗号
神の領域からインスピレーションが降りてきて、人間にわかるように言葉にして話せる人たちがいます。
このManaさんもそのお一人。
空想では到底思いつかないだろうという素晴らしい言葉の数々が印象的でした。
「あなたは長いこと肉体を自分だと勘違いしています。本当のあなたは肉体に宿る『空(くう)』です」
人間の体はパイプのようなもの、なんだそうです。
喜びも悲しみも、すべての感情を体感するための装置。
どんな感情でもパイプを通過させて体感することが目的なので、嬉しいこと=良いこと、苦しいこと=悪いこと、ではないと。
苦しい!とか残念!とかツライ!と感じることが、このパイプの所有者である本当の自分の喜びなのだそうです。
だから苦しい感情が湧き起こったとしても、それが通り過ぎるのを観察する。
へーそうなんだ、そんな感情があるんだ、面白い。
そう思う観察者が自分なのだと認識してください、と書いてあります。
著者Manaさんは尼さんでもシスターでもありません。
若くて素敵な女性です。
Manaさんを介して繰り出される神秘の言葉の数々、後半には引き寄せの仕組みにも触れています。
何度も読み直して理解したい、読みごたえあるスゴイ一冊でした。
神がかったお言葉を聞ける書としてこれもおすすめ。
こちらはタイトルと装丁がちょっとコワイけど、中の文章はとてもやわらかく、読みやすいです。薄い本なのですぐに読み終わりますが、書いてあることは重い。
不運より脱出する運命の法則
戦前に中国に渡って事業を成功させたものの敗戦で全財産を失い、帰国。
戦後、日本で家電量販店を立ち上げ、大証2部上場まで会社を大きくしたビジネスマン。
こういう生い立ちなら、書きそうな本は、
「逆境に勝つための精神論」とか、
「成功のための◯◯の法則」とか
になりそうですが、
この方はとてもスピリチュアルな本ばかりを執筆されました。
中川昌蔵氏。
佐藤愛子の「私の遺言」にも登場する人物です。
60歳の頃、原因不明で死にかけて臨死体験をし、使命を果たしていないからまだ生きろという
四次元世界からの声を聞いて息を吹き返しました。
以来、会社社長という地位を退いて精神世界の伝道師として活躍された方です。
臨死体験後に守護霊と話せるようになったとか、霊が視えるようになった方って、結構多いんですよね。
最近、そういう特殊能力が開花する方が増えてきましたが、中川氏はその先駆者のお一人だと言えるでしょう。
死後の世界や霊界を信じても信じなくてもいいけど、
これは↓生きる上でやっといて損はないです。
◆今日一日 親切にしようと想う
◆今日一日 明るく朗らかにしようと想う
◆今日一日 謙虚にしようと想う
◆今日一日 素直になろうと想う
◆今日一日 感謝をしようと想う
by 中川昌蔵
実行してはダメ、強く「想う」だけ。
意識して実行すると失敗するんだそうです。
これを毎日思っていると謙虚になり、人生がスムーズに動き出すという「幸福のソフト」。
謙虚でいると守護霊が最大限に力を貸してくれると言っています。
潜在意識に働きかける「引き寄せ」法の元祖かも?
中川さんは残念ながら2002年にご逝去されましたが、生存中に多数の本を出され各地で講演会をし、小林正観さんにその理念を伝えました。
その後、小林さんによってさらに昇華され、教えは広まることとなりました。
弟子の小林正観さんには、多くの名著があります。これは代表作。
こちらは斎藤一人さん。小林正観パクリ疑惑なんだけど、字が大きくて読みやすいし面白い。
開運NAVI! ! ―誰も知らない気のはなし
その道(陰陽道や気学)のプロが書くと、それはもう事細かに解説されるパーフェクトな本ができるのでしょう。
しかし庶民の素朴な疑問は、初歩すぎて触れてもいなかったりする。
そんなちょっと聞きづらい今さらな質問も、ばんばん聞いてくれて本にしてくれたのが「せんきゅ~る☆ハイグム」さんです。
陰陽師の家系の風水師先生のそばで見聞きすることを、庶民目線で伝えてくれています。
ハイグムさんは日常的にふと疑問に思うことを何でも先生に質問します。
あまりに初歩的すぎて、先生に怒られちゃったりもしてます。
でもそれ!それが知りたかったことなんだよ!!
グッジョブ!!!
思わずそう言いたくなるような回答が、本のいたるところに記されています。
たとえば方位。
吉とか凶とか方位を気にし出すと、いちいち気になってしまいます。
私も一時期、方位を気にして外出のたびに方位盤を見たりしてました。
しかしこの本によると、
「通勤・通学などメンバーが決まっている場所に行く場合はそんなに問題がない」とのこと。
長年の付き合いの取引先と会う場合もそう。
凶作用は、“出会い”がちょっと荒れる、つまり初対面でお互いに良くない印象を持ったり、変な人に良くないタイミングで会ったりするということだそうです。
その他にも、お掃除の仕方、おしゃれの仕方、入浴の仕方などなど日常的に使える風水まめ知識が満載です。
すべての記述が、「~と、先生はおっしゃっていました」「~だそうです」となっており、秘書であり生徒である謙虚さを忘れない姿勢もすばらしい。
文章が軽快で、いい感じに独白でツッコミ&ボケも織り交ぜられてて娯楽として楽しい一冊でした。
笑える系のスピリチュアル本としてはこれもオススメ。
神さまとのおしゃべり あなたの常識は、誰かの非常識 /ワニブックス/さとうみつろう
あなたの望みを世界一早くかなえる本
EFTという催眠療法をご存知でしょうか。
心に残るトラウマや潜在的な苦手意識や恐怖心を、タッピングという手法を用いて取り除くというものです。
このメソッドを、山富浩司さんの「引き寄せの法則」で知りました。
方法はとても簡単で、指でトントンとおでこや鎖骨などを決められた順番通りに軽く叩いていくだけ。
これで自分を縛っている思い込みから解放されるそうです。
そのEFTを使って思いのままの人生を引き寄せていきましょうというのがこの本の主旨です。
なぜタッピングをすると思い通りのことが引き寄せられるのかというと、どんなに願いを込めて夢や目標を加賀家手も、心の底では「私にはどうせ無理」という思い込みがあるから。
その思い込みの種類は人それぞれで、子どもの頃の親との関係だったり、失敗経験だったりコンプレックスだったりさまざまです。
いずれも引き寄せの足かせとなっているので、それを解放すればおのずと引き寄せは加速する、という理論です。
著者ブレンダさんは、臨床催眠療法士でありセラピストです。
憎悪や後悔やコンプレックス、そんな負の感情がどのように潜在意識となって現在の人間性に現れているのかを長年研究し、それを癒す方法として導かれた結論がこのEFTだそうです。
ほかの引き寄せ・開運系の本と違って、メソッドの根拠が明確に書かれているのが印象的でした。
そうかと言って学者くさいわけではなく、とてもわかりやすい比喩表現を駆使して願いがかなう仕組みを説明しています。
宇宙創造社は24時間フル稼働で、一つの狂いもなく動いています。すべてはあなたの『思い通り』に働いているのです。
あなたが考え、感じたものはすべて創造されます。
これまでネガティブに考える習慣があったなら、宇宙の倉庫にはネガティブな商品がたくさん並んでいるでしょう。
すでに配達された商品もきっとたくさんあり、ちょうど今あなたの目の前に届けられたものもあるかもしれません。
過去の注文を取り消すことはできません。
すべては瞬時に、そして確実につくられるからです。
でも、配達を止めることはできます。
あなたが、ネガティブなシグナルを出すのをやめればいいだけです。
このシステムが真実だとすると、うかつにネガティブに考えるのが怖くなります。
これを読んで以来、うっかりネガティブ感情がわいてきたら即、「今のナシ!ナシ!」と取り消すようになりました。
こうすることで目に見えて素晴らしい幸せが運ばれてこなくても、運ばれたかもしれない不幸を防ぐことはできるかもしれません。
そもそも、毎日食べて寝て動けること自体が十分に幸せなわけで。
幸せの価値観についても考えさせられる一冊でした。
海外著書で引き寄せの王道の2冊をご紹介します。(ロンダ・バーン「ザ・シークレット」も王道だけど、読むのに疲れたので外しました)
引き寄せの法則 エイブラハムとの対話 /SBクリエイティブ/エスタ-・ヒックス
まとめ
やる気が出ないときにゴロゴロしながら読むオススメのスピリチュアル本をご紹介しました。
サスペンスや恋愛モノでもいいんだけれど、現実逃避でダラダラしているわけで。
実社会のシーンを舞台にしているものは読んでいて疲れるんですよね。(注:個人的な意見です)
そんなときは、壮大なスケールのちょっとぶっとんだ話、それも実話(ドキュメンタリー)がいい。ファンタジーだとあまりに現実とかけ離れすぎて、戻ってこれなくなってしまうから(笑)
やる気が出ないときこそ、本読んで浮上。
自分とは、人生とは何だろう、仕組みはどうなっているんだろう・・・そんな謎解きや考え方が、すんなり吸収できるまたとないチャンスですよ!
ご参考になれば幸いです。