鼻づまりを一瞬で治す方法!テレビ「名医のTHE太鼓判」で紹介の体操

TBSテレビ午後7時「名医のTHE太鼓判」(3月25日放送)で、鼻づまりを軽くするストレッチが紹介されました。花粉症や風邪で鼻づまりがひどいときにこれは使える!と思いメモしたのでシェアいたします。

 

鼻づまり解消ストレッチの手順

 

耳鼻科専門医の石井正則先生が考案されたストレッチです。

 

1.両手を後ろに回して指を組みます。全部の指ではなく、小指と薬指だけ。

 

2 指をからませたまま。手のひらを内側から外側に広げます。

 

 

3 その手の形のまま、脇を縮めて息をゆっくり吐きながら前屈。

 

4 できるだけ手の位置は上の方に持っていくとよいそうです。

首の後ろを肩甲骨に挟む感じで。

 

 

5 写真のような体勢になったらそのまま20秒キープ。

 

 

以上!

 

え?たったこれだけ?って拍子抜けな気がしますが、体をもとの位置に戻すと鼻がスースーするのがわかります。

 

 

スポンサーリンク

ストレッチで鼻の通りがよくなる理由

 

手や腕のストレッチが鼻にまで影響があるなんて不思議ですね。
なぜ鼻の通りがよくなるのでしょう?

 

この動作をすると、小指・腕・胸の「筋膜」がぐぐーっと伸ばされます。

 

伸ばされたことにより交感神経が刺激され、鼻の血管が縮みます。
血管が収縮すると「腫れ」が引き、鼻の中の空気の通り道が広くなるという仕組み。

 

 

ストレッチ前と後の鼻腔内部の画像を見ると、一目瞭然。
20秒のストレッチ後は、腫れているいる部分が小さくなって左右の空間が広くなっています。

 

鼻づまりの原因となっている鼻内部の腫れが小さくすることで息がしやすくなったのですね。

 

今回のストレッチは、交感神経(背中の中心に走っています)を刺激することで体のすみずみの血管が収縮する、その仕組みを利用した対処法というわけです。

 

改善するかどうかは症状の重さによると思いますが、鼻づまりの苦痛を和らげるひとつの方法としてお試しになってみてはいかがでしょうか?

 

 

交感神経とは

副交感神経とともに自律神経系を形成し、分泌腺・血管・内臓などを支配する神経。精神興奮や運動に際して、唾液を分泌し、血圧・血糖を高め、皮膚・内臓の血管を収縮させて血液を筋肉・脳に集めるなど、おおむね全身の活動力を高める働きをする。

(出典:三省堂大辞林 第三版)

 

交感神経は、活発に動こうとするときに働く神経なので「昼の神経」とも呼ばれています。

一般的にストレッチやヨガは、リラックス状態になる「副交感神経」に働きかけるものとされていますが、「交感神経」に働きかけることで楽になる症状もあるのですね。

 

番組ゲスト医師

石井 正則

東京厚生年金病院 耳鼻咽喉科部長
八重洲クリニック 耳鼻咽喉科担当医師
JCHO東京新宿メディカルセンター耳鼻咽喉科部長

【著書】鼻の病気はこれで治せる―鼻づまりや花粉症の悩みもスーッと解消! ほか多数

 

鼻づまり解消ストレッチ ポイント

  1. 後ろ手に手を組んで体を前に倒す
  2. 指を組んだまま息を吐きながら前に倒して20秒

 

「これを1日何回」ではなく、鼻が詰まっているなーと感じたときにやって良いそうですが、痛みを伴う場合は無理のない範囲でやるようにしてください。

 

今回の鼻づまり解消ストレッチ、やってみるとわかりますが、この姿勢の維持はけっこうキツイです。
でも20秒してからだを元の位置に戻すと、鼻だけでなく頭や背中もスッキリしているんですよね。

 

活動モードにスイッチが入ったからかもしれません。
鼻づまり以外のときにも使えそうです^^

 

お役に立てれば幸いです。

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします