突然サイトが閉鎖された原因は?個人輸入アフィリのドメイン凍結リスク

初心者でも稼ぎやすいと評判の個人輸入アフィリ。私も2年ほど稼がせてもらいましたが、ある日突然サイトが閉鎖に追い込まれ、その後そのドメインは復活できませんでした。
なぜそうなったのかを他のブロガーさんへの予備知識・警告として記録しておきたいと思います。

 

個人輸入アフィリが初心者でも儲かる理由

「個人輸入」と検索すると、多数の販売代理店の名前がヒットします。
代表的なのは「オオサカ堂」「ベストケンコー」など。
これらは日本では未承認の薬やサプリを買えるサイトです。
未承認なので、本来国内での販売はダメですが、個人での利用は認められているため、このような仲介業が成り立つんですね。

 

主要な商品としては、シミ・たるみ改善や美白商品、バイアグラ、禁煙補助薬品、抗うつや更年期対策の薬など。
お悩み解決系の商品がずらり揃っているので、記事も書きやすく、初心者でも割と簡単に収益を得ることができます。

 

ほかのASPと違ってすごいのは、Cookieの有効期間が非常に長いこと。
一度サイトを訪問した方がずーっと後になって購入しても、自分の売り上げになります。
また承認率が高いことも特徴で、売上はほぼ確定金額とみてよし。

 

というわけで、サイトアフィリエイトを始めたころの私は、喜び勇んでサイトを登録し、バナーを貼りまくっていました。
大きな報酬にはなりませんが、一度書いた記事の放置で毎月最低5万円にはなっていました。

 

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ServerHold-ある日突然ドメイン停止

 

そうして約2年半ほど経過した頃。
ある日突然、サイトにログインできなくなります。

 

サーバーに接続できない理由を知るために、Whois情報を確認すると、

「Server Hold」となっていました。

 

 

おかしいなと思って、レジストラ(お名前ドットコム)にすぐさま確認。

 

すると、上位機関(レジストリ)からの指示で、ドメインを止めているとのこと。

とりあえずブラックリストに載っていないかどうか自分で確かめて、リストから除外してもらってから報告するようにとの連絡が来ました。

 

【お名前ドットコムからのメール一部抜粋】

当該ドメインにつきましては、レジストリ(※)により利用制限がおこなわれている状況でございます。

ドメイン利用制限解除のためには、レジストリへドメインのご利用状況について、具体的な内容を報告させていただく必要がございます。

なお、当該ドメインまたはドメイン名を含むURLが以下サイトにてブロックリストに登録されている場合、制限の解除をおこなうことができません。

つきましては、大変お手数ではございますが、以下サイトにて当該ドメインがリストに掲載されているかをご確認いただいたうえ、対象サイトの管理者にご連絡いただき、リストから除外されるようご依頼くださいますようお願いいたします。

 

※ドメインのデータベースを管理する機関

■Spamhaus
https://www.spamhaus.org/lookup/

■VirusTotal
https://www.virustotal.com/en/

■Google Safebrowsing
https://www.google.com/transparencyreport/safebrowsing/diagnostic/

■SURBL
http://www.surbl.org/surbl-analysis

■URIBL
https://admin.uribl.com/

 

上記サイト全てにおいて除外手続きが完了いたしましたらレジストリへ、弊社より制限解除の申請をおこなわせていただきたく存じますため、大変恐れ入りますが下記事項をできるだけ詳しくご記入のうえ、ご返信
いただけますでしょうか。

 

 

リンク先へ飛び、1つずつ自分のドメインの状況を確認していきましたが、どこにも問題はありません。

 

すると、この中にはない別のサイトからブラックリスト登録されていることが後日判明しました。「レジットスクリプト」という機関です。サーバー停止からおよそ1週間後、お名前ドットコムからの連絡で知りました。

 

サイトを閉鎖に追い込んだ組織とは

レジットスクリプト社とは、米製薬業界がお金を出し合って設立したオンライン薬局認証サービスです。

違法の薬の取引を取り締まる製薬業界のお目付役といったところでしょうか。

 

 

正体がわかったところで、さっそく「レジットスクリプト」へ連絡を試みました。

相手は海外(米国)。問い合わせは英文で3回メール送信しました。

 

内容は、「私は使い方を紹介しているだけで売っていません。解除してください。」「リンクするのをやめるので解除してください。」「もうやめます、ゴメンナサイ」と、どんどん平謝りの方向へ。(笑)

しかし、まったくお返事はナシ。

 

ここで初めて、この状況を的確に説明しているブロガーさんのページにたどり着き、納得しました。

 

あー、これだ。ヤラレタ。

 

レジットスクリプトは今まで2万以上のサイトを閉鎖に追い込んでいるそうで、日本もそのターゲットに入っていることもわかりました。

レジットスクリプトがドメイン狩り!薬事法違反サイトを潰し始めてる | NAVERまとめ

 

 

これ以上は無駄だなと思ったので、あきらめました。

2年以上かけて作ったお小遣い自動生産サイトが、一瞬で吹っとびました。

 

結論 個人輸入アフィリは危険!

レジットスクリプトの威力はすごくて、予告なしで閉鎖措置をとります。そしていろいろ調べてみたところ、決定はくつがえることはないようです。

 

私が参考にさせていただいた「ちょろさん」は、そのほかにも理由を挙げられ、個人輸入医薬品アフィリから完全撤退されています。

私はというと、その後ブログ運営そのものに嫌気がさして、死んだサイトはそのままに放置していました。

 

そして3ヵ月くらいたって怒りやショックも通り過ぎたころ、まったく別のドメインを取得してボチボチ復旧。もちろん個人輸入のリンクはすべて外して。

というのも、個人輸入の薬を取り扱ったページは全体の2割ほどで、そのほかの記事はすべて自分で調べて時間をかけてまとめあげたものだったからです。

 

個人輸入と関係ない体験談や豆知識のページの中には、検索上位にくるものもあり、少なからず世の中の役にたっていたのでは・・・。
その記事を復活するために、新規ドメインをとってイチからやり直すことにしたのでした。

 

いくらそれまでに長くやっていたとはいえ、立ち上げたばかりのサイト。地を這うようなアクセスが続いておりますが(笑)思った通り以前注目を集めていたページにはちゃんとアクセスが戻りつつあります。

 

個人輸入アフィリエイトにはご注意を!というお話でした。

もしやるなら飛ばされてもいいように、思い入れの入った記事と一緒にしない方がいいですね。

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