無料ブログから独自ドメインに引きつぐ形で作り上げた、あるサイト。
実際には200記事以上あるのですが、有効となっていたのはなんとたったの81!
アクセスが伸びないのは新規ドメインで立ち上げ直したから仕方ないとあまり気にしていなかったのですが、これでは伸びるはずないですよね。
Googleに認識されていないわけで、検索ワードどころかタイトル全文字で検索かけてもヒットしないのですから。
どんなに頑張って記事を書いても、見つけてもらえなければ存在しないのと同じ。
これは記事のクオリティ云々以前の大問題です。
というわけで、どのような問題が起こっていて、どうすればインデックスしてもらえるのかを調べてみました。
Contents
カバレッジレポート「除外」とは
Search Consoleのヘルプ記載の説明はこちら。
除外: なんらかの理由(通常はユーザーによる対処が不可能)によって、ページはインデックスに登録されていません。こうしたページはインデックス登録処理の途中段階にある可能性があります。また、ページが(noindex ディレクティブなどを使用して)意図的に除外されていて、正しい動作であることもあります。
記事URLが登録途中のためにレポートに反映されていないというケース。
しかし私の場合、3ヵ月近く「除外」件数が増減していないので、これには当てはまりません。
レポート下の「詳細」に、ステータス-型ー確認-推移-ページ とあり、そこになぜ除外されたかが記載されています。
もっとも件数が多いのがこの2つです。
○原因1:noindex タグによって除外されました
Googleサイトより引用
「Google がページをインデックスに登録しようとしたときに noindex ディレクティブが検出されたため、インデックスに登録されませんでした。このページをインデックスに登録したくない場合は、正しく作動しています。このページをインデックスに登録したい場合は、noindex ディレクティブを削除してください。」
○原因2:クロール済み - インデックス未登録
Googleサイトより引用
「クロール済み - インデックス未登録: ページは Google によりクロールされましたが、インデックスには登録されていません。今後、インデックスに登録される可能性がありますが、登録されない可能性もあります。この URL のクロールのリクエストを再送信する必要はありません。」
ひとつずつ原因を究明していきます。
「noindexタグによって除外」の原因
意図的にnoindexをするようにした、とされています。
うーん、記憶にない・・・
レポートの下に、どのページが除外されているかURLが出ているので、試しにひとつ開いてみました。
その記事のWordpress編集画面をチェック。
記事編集画面の右横のチェックボックスを確認しましたが、noindexにチェックは入っていません。
ということはテーマかプラグイン。
私が使っているテーマは「DIVER」です。最初「賢威」でしたが、見た目のおしゃれな感じが気に入り、こちらへ変更。
SEO関係のプラグインは、以前はAll in SEO Packを使っていましたが、今は外しています。
テーマDIVERに、SEO対策のほとんどの機能が入っているからです。
DIVERのSEO設定、導入してからそのままデフォルトで使っていました。
noindexとnofollowが設定できる画面を確認。
トップページ以外の項目すべてにチェックが入っています。
あらためて、consoleのエラーの出たページ一覧を見てみると、
/archive/tag/
/archive/date/
から始まるURLばかりが並んでいます。
これらは単なるまとめページであり、ページそのものに情報があるわけではないので、意図的にインデックスさせる必要はありませんね。
noindex・nofollow設定は、上級者になると考え方がいろいろあるようで、「カテゴリーやタグや日付のページがインデックスされるとサイト全体の質を低く認識されるから、という理由」からこのようにデフォルト設定しているとのこと。
DIVERテーマ開発者は「自由に変更してください」と書いてありましたが、素人がヘタにいじるとおかしなことになるので、親切なオススメ設定をこのまま使わせてもらいます。これはこのままでそーっと画面から退散。
問題は、ちゃんとした情報があるページがインデックス登録されていないこと。
Noindexは犯人ではなかったので、その他の原因を探します。
「クロール済み - インデックス未登録」の原因
参考にしたサイトはこちら。
インデックスカバレッジレポート(対象範囲)エラー、警告、除外の対処法を解説 | 株式会社peko
Googleにインデックスされない原因と対策方法について | SEOラボ
Consoleヘルプ、Googleヘルプはもちろん、上記サイトや他の様々な参考サイトを調べまわってみましたが、なぜインデックスが未登録のままなのか、原因の特定はそう簡単ではないようです。
除外されたページをリスト化し、共通点はないか検証して解決していくしかないとのこと。
また、インデックスされていないからといってFetch as Googleを何度も行うのは良くないと書かれています。
(うわーやっちゃったよ)
私のこのサイトの場合、クロール済みなのにインデックス未登録となっているページは458件。
tag・feed・category でくくられたページは、もともとインデックスしなくて大丈夫なので、それ以外のページに共通点や傾向がないか、一つ一つをチェック。
するとそのほとんどが、別サイトから引っ越ししてきたページでした。
Fetch as Google連発は良くないとの意見がありましたが、引っ越し後の過去記事に対して一度も[Fetch〜]を使ってクロールを呼んだことはなかったので、今さらですが呼ぶことにしてみました。
しかし引っ越しページでもインデックスされているものもあれば、新ドメインになってから新たに書いた記事が未登録だったり・・・。
これといった判断基準が本当〜にわかりません!!(時間が経つとOKだったりすることもあるそうで、そもそも不安定なのかな?)
とりあえず、「これは読んでほしい!」と思える自信のある記事を優先に「インデックス登録をリクエスト」していくことにしました。
また、新しいSearchConsoleになってからリクエスト方法も変わっています。
[Fetch〜]はなくなり(以前のバージョンに戻せば出てきますが)、代わりに[URL検査]からインデックス登録リクエストができるようになっています。
これで20件ほどリクエストかけてみて、数日後に様子を見ようと思います。
「有効81」から20件ほど増えていたら、この方法で大丈夫ということになります。
Fetch as Googleとの違いやリクエスト回数制限、反映の日数などは、後日また別記事で書いていきたいと思います。
後日追記:
約2週間後にインデックス有効が20件ほど増えていました。
登録、思ったより時間がかかるようです。「インデックスされてない!」と、焦って何度もリクエストするとスパム認定されそうなので慎重にならなければいけませんね。
なお、「除外」が多いのはそのまま放置でも大丈夫との意見をコンサルの講師から聞きましたので、これはこのままで。
お役に立てれば幸いです。